レイコアートショー ねむりひめ
- 販売/出品作構成(前回から2年をかけ制作した作品)
- ねむりひめ 利久屏風:1点
- ねむりひめ 4枚組版画:2点
- ねむりひめ 版画:6点
- おどうぐ箱:8点
楮紙に和紙孔版画で印刷した版画を自製紙箱に仕立てたもの - おけいこバッグ:100点
京都市室町の呉服問屋に10年通い集めた昭和初期の古布を使った「おどうぐ箱」を入れるためのリバーシブル手さげ袋 - ボックスアート:15点
- ボックスアート小箱:108点
- 和紙孔版画:21点
- 和紙孔版画カード:30点
- 千代紙小箱:100点
- 総点数:391点
- 会期
- 2025年11月22日[土]〜11月30日[日](会期中は無休)
- 開館時間 午前11時~午後5時(最終日は午後4時まで)
- 作家名
- 青木 レイコ
- 会場・主催
- アカデミア・プラトニカ
当館ではこれまで2013年「レイコアートショー」、2023年「レイコアートショー ─秘密の花園─」を開催してきました。
第3回目となるレイコアートショー ねむりひめは彼女の一貫したテーマである「日常」をさらに深めた内容となっている。
作品に登場する昭和レトロな当時のソフトビニールやセルロイド製の動物やキューピーといった、ままごと遊びの玩具を自身になぞらえ四季折々の日常を表出させている。
登場するセミ、カブトムシ、蜘蛛、幼虫、白鳥など那珂市での田舎暮らしで出会う愛しき命は彼女の理想郷の住人たちである。
今展の核となる作品「ねむりひめ」は、和紙孔版画(当時のガリ版もしくは謄写版)で制作された利久屏風(149✕141cm)は、2ヶ月半の時間をかけた大作であり、和紙孔版画の限界に挑戦した意欲作となっている。
和紙孔版画の印刷器材などはすでに生産がなく、今回の制作で使用したコロジオン原紙やタイプ原紙は入手困難で、まして利久屏風サイズを制作する特大サイズは存在しない。
さらにそれら原紙を製版する製版液は本年2月から6ヶ月をかけ大阪にある(株)ホルベインラボと奈良の(株)呉竹の協力を得て復元開発したものである。
日本の昭和史に残る電源を使わない印刷文化と和紙孔版画特有の温もりを体現していただきたい。
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イベント
ギャラリートーク:
11月30日(日)14:00~15:00
ゲスト:金島 隆弘 / 金沢美術工芸大学 芸術学SCAPe 准教授
